WEBディレクターをしている私の仕事の仕方

WEBディレクターというお仕事では、クライアントさんやお仕事を取ってきてくれた社内の営業さん(以下、依頼者)と話をして決めた内容やイメージを、デザイナーさん、コーダーさん、プログラマーさん等の各技術者に伝えてサイト(制作物)として1つ形にしていきます。

依頼者と話をして決めた事を人に伝えてさらにそれを具体的な形にしてもらうのは、とても難しい事だなと思いながら毎日、試行錯誤しています。伝え方を間違えればイメージしていたサイトとは違うサイトが出来上がってしまうので「伝え方」というのはすごく大事で、神経を使うところだと思います。

そんな中で、自分なりに「技術者に制作して欲しい物のイメージを的確に伝える為に意識している4つ事」を備忘録としてまとめておこうと思います。

(1)依頼者が求めている事をしっかり理解する
当たり前ですね。これが出来ないと何もはじまりません。まずは依頼者が求めている事が何なのかをしっかり理解することが大切。依頼者は依頼者自身の言葉を使ってイメージを伝えてきます。色んな専門用語はもちろん、クライアントの社内でしか使っていない社内用語なんかも平気で使ってくるので、分からない事があればその場で分かるまで聞きます。後で調べれば良いのかもしれないけれど、僕の場合、調べるのを忘れてしまうので、その場で聞いてしまうようにしています。依頼者がその言葉を間違って使っている場合もあるので、依頼者自身に聞いてしまうのが「正解」であると思うことにしています。

(2)理解した事を自分の言葉でアウトプットして確認する
依頼者が求めている事に対する理解を深める為に、自分の言葉に置き換えて依頼者に「ということは言い換えると◯◯ということですよね?」と聞き返します。依頼者が言ったままを覚えるだけでは完全に理解できていない時が結構多いです。自分の言葉に置き換えて依頼者にそれが合っているかどうかを確認してもらい、問題なければそこで初めて「理解した」ことにしています。自分の言葉に置き換えた言葉がきっかけで、依頼者が思ってもいなかった良いアイデアが生まれる場合もあります。

(3)依頼者と固めるイメージは70%くらいにとどめておく
依頼者が求めているものを100%がっちり固めてしまうのは危険です。がっちり固めたことが、いざ作り出すと技術的な問題や、時間的な問題で出来ないことが判明する場合があります。一度、依頼者と話をしたことを持ち帰って技術者に確認を取ればそんな問題は無くなるのでしょうが、今は、作る「スピード」を求められるのでその時間すら確保できない場合が多くなってきています。なので、依頼者が求める最終的な「目的」がクリアできていればその「形」はどんな形になっても大丈夫なように、完成を70%くらいのイメージでとどめて、いわゆる「遊び」を確保しておくことが大切です。

(4)技術者には「おさえるべきポイント」と「ゴール地点」を明確に伝えればあとはどうでもいい
絶対に外せない「おさえるべきポイント」と「最終的に何がしたいのか」を伝えることができればあとは技術者に任せてしまって大丈夫です。なんだかんだで、依頼者が求める「最終的な形」を作る為の最良の方法を知ってるのは専門家である技術者なのです。「目的」がクリアできていればその「形」はどんな形になってもいいようにお任せしちゃう状況を作る為に(3)で依頼者とは固めるイメージは70%にとどめて「遊び」を作っておくわけです。その遊びのおかげで、技術者から色んな提案がする余裕も出る為に、そこでも良いアイデアが生まれる機会が増えてくると思います。

「技術者に制作して欲しい物を的確に伝える」為には「技術者に制作して欲しい物をあまり的確に伝えないようにする」こと。と言ってしまうと本末転倒なので、もうちょっとまともに言うとしたら「伝えるべき情報はポイントだけに絞って、あとは好きにしてもらってもいい状況を作っちゃう」ことかなと思います。

「遊び」を設けることで、技術者の皆さんからいろんなアイデアが生まれますし、それが僕自身楽しかったりします。依頼者も制作を依頼する時点で最終的な形というのはイメージすることができません。依頼者がWEBのことが全然わからない人であればなおさらの事です。だからこそ、僕は、完成までの過程をあまり固めすぎずにお互いアイデアを出し合って臨機応変に進めて行きながら良い物を作ることができればそれが一番だなと思っています。

予算や時間という制約の中で、依頼者も技術者も楽しみながら、1つの物を作り出して行く為にいろんなことを調整して最後まで見届けるのがディレクターの仕事だと思っています。

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