奥さんのお母さんが好きだったという「ゆであずきそのまま食べ」をしてみた。
これはあかん。これは確実に禁断の食べ物である。あずき神様、この禁断の食べ物を口にしてしまった罪深き私をどうかお許しくださいませ。
バリうまやないかい。
あずき、あんこ好きの人は気をつけて欲しい。美味しすぎて罪悪感に苛まれます。こんなにも美味しい物を食べていいのか?まだまだ未熟な私がこんな贅沢なものを食べていいのか?本来は水分を加えて茹でることで「ぜんざい」として多くの人間と分け合いながら食べるのが本来の姿。なのに私は缶を開けると同時に誰にも分けずにそのままむさぼった。私はあずき欲に溺れた悪の化身。ひと口食べるたびに「あずきダークサイド」に落ちて行く自分に恐怖を感じながらも次のひと口を求めてしまう自分がそこに居たのだった。
3分の1程を食べた終えた時、そばで見ていた奥さんが禁断の呪文を唱えた。
「オカアサンハ キナコ ヲ カケテ タベルノモ スキダッタ」
私「や、やめろー!」
私の中のあずきダークエナジーが膨張する!
私「ウボアーーーーーーー!!!」
無言でキッチンに向かう私にはもう人間の心は無かった。迷わず「きな粉」を手に取り謎の呪文を唱えながら「あずき」に「きな粉」をふりかける。
「コレハ ゼッタイ ウマイヤロー」「コレハ ゼッタイ ウマイヤロー」
ゆであずきの甘さをきな粉が程よく緩和する。もう止まらない。完全に「あずきダークサイド」に支配されてしまった私はゆであずき特4号缶、総量430gを瞬く間に食べ尽してしまったのである。
後に聞いた話だが、奥さんのお母さんは自分の事をこう語っていたらしい。
「私は妖怪あずき洗い・・・」
確かに・・・お義母さんは事ある毎に「ゆであずき」や「あんこ」を送って来てくれていた。もしかしたら私は妖怪あずき洗いの手中に落ちてしまっているのかもしれない。
お義母さん、いつも「あずき」ありがとう。次の「あずき」待っています。
「ウボアーーーーーーー!!!」
コメント
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[…] ヨメ助は明らかにダークエナジーに包まれていた。自らもあずきダークエナジーで闇に落ちた経験があるからこそわかる。確実にヨメ助が闇に落ち始めていた。千疋屋で見た奇跡は、人をダークサイドに引き寄せる悪魔の魅力も秘めていたのである。 […]